top of page
検索
姉小路 悠人

第2話 キャラクター図鑑 その二「玉梓」


第2話で登場した妖女「玉梓」は、(後々の)義実や八犬士達の敵役でもあり、副主人公でもある重要人物です。浮世絵でも琴を縦にかかえて抱いた姿で描かれています。

この「琴」は、意味深いものを持って描かれていると想像します。琴の各部名称は、架空の生き物である「龍」に見立てて名付けられています。”竜頭”、”竜角”、”竜舌”、”竜甲”、”竜尾”など、、、

琴を抱く玉梓は、竜女であることを暗示しているとも言われています。言葉の咎で、恨み、呪いを放った玉梓の怨念の力は、人間の念では計り知れないものがありました。その力は、とても人間のものとは思えない、竜女であったからこその怨念なのかも知れません。

または、言葉遊びも良く目にする八犬伝なので、ただ単に作者”馬琴”の琴の字を意味する描画という話しもあります。しかし、僕は”竜女”であるほうが面白いので、前者をとりました。義実達の見た「龍」は、もしかしたら、玉梓が呼び寄せるために見せたのかも、、、と想像を膨らませています。

閲覧数:2回0件のコメント

最新記事

すべて表示

お勧め 南総里見八犬伝の漫画が無料読めちゃう!

【全巻無料】南総里見八犬伝 - 本山一城 | 無料で漫画が全巻読み放題! - マンガ図書館Z https://www.mangaz.com/book/detail/140141 全巻、いつでも無料で読める!電子書籍サイト「マンガ図書館Z」様にて...

Comments


bottom of page